共産党中央が先月来、大々的に提唱している新しいスローガンが、私の住む「社区(コミュニティ)」の掲示板に書き込まれていた。
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积极倡导社会主义荣辱观
(社会主義栄辱観を積極的に提唱しよう)
・八荣(八つの栄誉)
以热爱祖国为荣(祖国を愛することを栄誉とする)
以服务人民为荣(人民のために尽くすことを栄誉とする)
以崇尚科学为荣(科学を尊ぶことを栄誉とする)
以辛勤劳动为荣(懸命に労働することを栄誉とする)
以团结互助为荣(団結して助け合うことを栄誉とする)
以诚实守信为荣(誠実に信用を守ることを栄誉とする)
以遵纪守法为荣(規則を尊び法律を守ることを栄誉とする)
以艰苦奋斗为荣(刻苦奮闘することを栄誉とする)
・八耻(八つの恥)
以危害祖国为耻(祖国を害することを恥とする)
以背离人民为耻(人民に背くことを恥とする)
以愚昧无知为耻(愚昧にして無知であることを恥とする)
以好逸恶劳为耻(楽をして労働を嫌がることを恥とする)
以损人利己为耻(人を傷つけて自分の利益を図ることを恥とする)
以见利忘义为耻(利益に目が眩んで義理を忘れることを恥とする)
以违法乱纪为耻(法律を犯し風紀を乱すことを恥とする)
以骄奢淫逸为耻(奢侈淫蕩を恥とする)
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「社会主義栄辱観」が宣伝されていることは知っていたが、こうしてしげしげと内容を吟味したのは初めてになる。この考え方それ自体が間違っていると正面切って言ってのける人は、おそらくあまのじゃくな哲学者だけだろう。小学校の道徳の時間にでも出てきそうな内容である。
こうしたことをわざわざスローガンとして叫ぶのは、そのスローガンとは逆の現状があるからだ。以前、私の同僚がこのように話していた・・・「为人民服务(人民のために尽くす)」というスローガンが叫ばれるのは、共産党員が人民のために尽くしていないという現状があるからだ、と。しかし、メディアを使って繰り返し「八栄八恥」を訴え、勉強会や座談会を開き、子供たちに学校の授業で暗唱させれば、破綻した道徳を幾分かでも改善できる効果があると本当に考えているかどうかはわからない。
「唯物主義」を標榜する共産党がこのように「心の問題」「道徳の問題」を強調するのは今に始まったことではないが、それにしても一体全体このスローガンのどこが「社会主義」的なのか理解に苦しむところである。私には、むしろ極めて伝統的な儒教の価値観を踏襲しているようにしか見えないのであるが、どうだろう?
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関連リンク:
・「日々是チナオチ」のエントリー「
社会主義栄辱観――ホントに効くのかこの薬?」
・「20.75世紀メディア」のエントリー「八栄八恥」
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<追記>5/10
関連エントリー:「「社会主義栄辱観」--仏教的価値観と関係あり?」



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