パソコンの調子がおかしい。起動直後、液晶画面がチカチカと明るくなったり暗くなったり安定しない。そして起動後しばらく立つと、何事もなかったかのように正常に戻る。広州へ留学する前に購入したSOTECのパソコン。3年半がたち、そろそろガタが来たか?
こんな調子が数日続いたので、修理店で見てもらうことにした。私が向かったのは、上海で発行されている日本語週刊誌『ジャピオン』に広告が載っていた「本本電脳工房」というお店。広告にあった連絡先に電話してみると、流暢な日本語を話すXさんが出て、パソコンを持ってくるよう促された。私は早速、自宅のある浦東から市の反対側にある【徐家汇(徐家匯)】までパソコンを背負って行った。
パソコンの修理ぐらい、どこか近所にある【电脑城 (電脳城、パソコン関係のお店が集まるショッピングセンター)】へ行って見てもらえばよいものだが、命の次に大切なパソコンを預けるのであるから、かなり慎重になる。率直に言うと、普段は笑って済ませている中国人に対するある種の“不信感”が、ここで一気に吹き出るわけだ・・・「こいつらに任せて大丈夫なのか?」と。逆に日本人がいるというだけで、日本語が話せる人がいるというだけで、サービスの質が保証されているものと安心してしまう。こんなことを言うと心の狭いナショナリストかと思われるかもしれないが、実際に丁寧な応対やアフターケアのおかげで、多少値が張ろうとも安心して任せることができるのだから仕方がない。
「本本電脳工房」は、地下鉄一号線「徐家匯」駅から北へ10分ほどの広元西路43号にある【交大慧谷科技商城】という「電脳城」の3階、エスカレーターを上った左手にあった。朝に電話を入れたXさんは急用で店舗にはおらず、かわりにお姉さんが丁寧に応対してくれた。「申し訳ありませんが、見積もりは明日になります」と言うのでパソコンを預けて浦東に帰って来たところ、Xさんから電話が掛かってきて、300元(約4,000円)で夕方までに修理できるという。しかも、同じく浦東に自宅のあるXさんが車で直接届けてくれるらしい。パソコンなしの生活など考えられない私は、ホッと一安心。
しかし、Xさんからパソコンを受け取って、自宅に戻って立ち上げてみると、やはり画面が真っ暗になる。むしろ修理前よりもひどくなった感がある。たまらずSさんに電話し、翌日またお店に持って行ってもらった。
Xさんと店員は、丸2日かけていろいろ調べ、液晶だけでなく電池などの部分も当たってみたものの、最初に直したはずの液晶の接触不良以外の原因は、よくわからないという。「もしまた何か問題が発生したら無料で修理しますので」と言われ、根本的な解決がなされたわけでもないのに、何だか不思議と満足してパソコンを受け取る。
その後、Xさんと路上で立ち話をした。Xさんは、立ち振る舞いからも容易に推測できたことだが、日本で4年ほど働いていたことがあるという。しかも奥さんは日本人。またアメリカにも4年住んでいたことがあるらしい。上海ではコンサルタントやら貿易やら、手広くビジネスをしている。・・・
なお、参考までに・・・今回お世話になった「本本電脳工房」の他に、虹橋・古北地区にある「福九善貿易」でもパソコンの修理を行っている。







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